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「職を賭す」から3日…安倍流、突然の幕 安倍首相退陣


 「テロとの戦いを継続するために、局面を転換しなければならない」。

 12日午後、突然の辞意を表明した安倍首相は、首相官邸での記者会見で、沈痛な表情で胸の内を語った。自民党が歴史的大敗を喫した参院選から約1か月半。退陣を求める声を押し切り、厳しい「身体検査」を経て臨んだはずの内閣改造の後も、政治とカネを巡る不祥事が続出、国会運営の行き詰まりが予想されていた。

 「(テロ対策に)職を賭(と)す」と決意を語ってからわずか3日。安倍流の唐突なけじめのつけ方に、各界に波紋が広がった。

 「本日、総理の職を辞するべく決意をいたしました」

 午後2時ちょうど。首相官邸の会見室に現れた安倍首相。しばらく会見場内を見回した後、静かな口調で切り出した。

 辞任を決意したきっかけとして挙げたのは民主党の小沢代表に党首会談を断られたこと。「率直な考えを伝えようとしたが、残念ながら断られてしまったわけです」と言って一瞬、無念そうに目を落とした。

 「テロとの戦いを継続するために、むしろ局面を転換しなければならない」「私がいることでマイナスになると判断した」と国政への配慮を強調したが、表情はしょうすいし、言葉にも力がなかった。

 安倍首相の辞意表明は、省庁にも驚きとなって伝わった。

 今国会の最大の争点として、与野党の対決姿勢が鮮明になっていた、海上自衛隊のインド洋での給油活動の根拠法となる「テロ対策特別措置法」を所管する防衛省。幹部の1人は「突然で驚くしかない。政治生命を賭してテロ特措法案に取り組むと言っていたのに、どういう心境なのか全くわからない。大臣も知らなかったと思う」とショックを隠せない様子。

 また、海上自衛隊幹部の1人も「全く分からなかった。テロ特措法の議論をこれから始めるという時に指揮官がこれではどうにもならない」と憤りさえ見せ、「(首相は)精神的に参ってしまったとしか考えられない」と話していた。

 安倍政権下で3人の大臣が相次いで交代するという異常事態が続いた農水省では、職員たちが安倍首相の辞意を伝えるテレビのニュースにくぎ付けになった。

 幹部の1人は「つい最近も遠藤さんが辞任に追い込まれてしまった。農水省の人間として安倍首相に迷惑をかけてしまったと率直に思う。大変気の毒だ」と言葉少な。別の幹部は「なぜこの時期なのか、全く理解できない。これから国会がスタートし、政府と行政が一丸となって取り組むところだったのに」と困惑した様子だった。

(2007年9月12日15時8分 読売新聞)


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